カリフォルニア州にあるリビエラカントリークラブで開催された「ジェネシス招待」はチリ出身のプロゴルファー、ホアキン・ニーマンの優勝で幕を閉じました。初日から最終日まで首位キープ、最終日にはコリン・モリカワやアダム・スコットなどが猛追をするのを振り切ってのゴール、最後まで緊張感のある試合でした。

これでキャリア通算2勝目をあげたニーマンですが、実はまだ23歳。19歳でプロに転向し、着実にステップアップしている期待の新星と言って間違いないでしょう。

チリは南北に約6,000kmもある細長い国土を持っています。しかしそのほとんどが山に囲われていて、人々が暮らすのは主に中部、ニーマンが出身で今もなお住まいを構える首都サンティアゴもそこにあります。2歳の頃におもちゃのクラブでボールを打ったのがゴルフを始めたきっかけだそうな。

今回の優勝インタビューにもあるように、ジュニア時代はチリ国内でも頭角を現し優秀な成績を収めていたようでアメリカのサウスフロリダ大学からも進学のオファーが掛かっていたのだそう。しかし、TOEFLで満足な点数が得られなかったのか進学を断念しそのままプロを目指したようです。

こういったパターンの場合、ツアー出場権を早い段階で獲得できないとなかなか這い上がるのが難しいのですが2018年にプロ転向し翌年にPGAツアーの出場権を獲得したのだから大したものです。もちろんその背景には彼を支えたコーチの存在や、ラテン系の先輩ゴルファーの支えもあったのだとか。インタビューではセルヒオ・ガルシア(スペイン)の名前も挙がっていました。※チリの母国語もスペイン語

試合後の会見動画はこちら

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