グリップ交換とは
グリップ交換とはゴルフクラブの持ち手の部分のゴム(または樹脂)を交換することです。このゴムパーツ自体をグリップとも呼ぶし、持ち方を指して「グリップ」ということもあるので慣れるまではややこしいですね。
グリップ交換をする理由
基本的に消耗品となります。どんなに耐久性が高いものを使っても摩耗しますし、硬化もしてしまいます。そうすると最初の頃のようなグリップ力がなくなってしまうので滑りやすくなります。滑りやすくなると、自然と握力が入ってしまうので力が入り過ぎたりスイングが固くなったりします。ですから上級者になるほどグリップのコンディションには気を配っているわけです。
グリップ交換をする時期
- グリップの表面が摩耗してきたとき(親指が削れがち)
- グリップに亀裂が入ってきたとき(ゴム製ですと寒い場所、乾燥した場所に放置するとなりやすい)
- グリップの表面がテカテカしてきたとき(劣化または皮脂などにより表面が滑りやすい)
グリップ交換の仕方
- 古いグリップを切り剥がす
- シャフトをきれいにする
- 両面テープを貼る
- 装着するグリップの内側とシャフトに溶液をつける
- グリップを差し込む
- 完了
ステップとしては以上の通りですが、意外とやってみると注意すべき点が出てくると思います。YouTubeなどで一度予習すると失敗がないと思います!
グリップの種類
グリップにはゴム系と樹脂系(エラストマー)があります。ゴム系はやや硬さがあり、タッキネス(食いつき具合)が強いです。弱点は劣化と雨です。寒さに弱く、固くなると摩耗しやすく亀裂なども入りやすいです。雨が降った時には見えない小さな気泡が雨を吸い取ってしまうのでラウンド中、いくら拭いてもグリップ内から水が染み出してきたりします。樹脂系は一般的には少し柔らかい肌触りで、手のひらにピタっとくっつきます。その代わり、柔らかいのでゴム系よりも摩耗は早くなります。しかし、劣化に強く雨水が染み込んだりもしません。また、ゴム製品と違ってカラーリングしやすいというのもあって最近は樹脂系グリップがとても人気です。ゴム系グリップよりも値段が1.5倍くらいしますがそれだけの性能やデザイン性はあると思います。そんな私が愛用しているのはラムキンの「クロスライン」という普通のゴム系のグリップです(笑